「久保建英ってよく聞くけど、結局何がすごいの?」
サッカー日本代表の試合や海外サッカーのニュースを見ていると、久保建英選手の名前を目にする機会は多いですよね。
ただ、ゴールを毎試合のように決めるタイプではないため、サッカーに詳しくない人ほど「すごいと言われる理由がわかりにくい」と感じるかもしれません。
結論から言うと、久保建英選手のすごさは、派手なドリブルだけではありません。
狭い場所でもボールを失いにくい技術、相手の動きを見て判断する速さ、左足からチャンスを作る力、そしてスペインのラ・リーガで主力級として戦っている実績があります。
この記事では、「久保建英 何がすごい」と気になっている方に向けて、初心者にもわかるように5つの理由と海外評価、さらに弱点や三笘薫選手・堂安律選手との違いまで整理します。
久保建英は何がすごい?結論は判断力と技術の高さ
久保建英選手は何がすごいのか。
一番わかりやすく言うなら、判断力と技術の高さを同時に持っているところです。
サッカーでは、足元の技術が高いだけでは一流とは言えません。相手が寄せてくる中で、ドリブルするのか、味方にパスを出すのか、シュートを打つのかを一瞬で選ぶ必要があります。
久保建英選手は、この判断がとても速い選手です。
たとえば右サイドでボールを受けたとき、すぐに前へ仕掛けるだけではなく、相手を引きつけてから味方にパスを出す場面があります。これにより、相手守備の形が崩れ、チーム全体の攻撃がしやすくなります。
つまり、久保建英選手のすごさは「自分だけで抜く力」ではなく、「相手を見て、効果的なプレーを選べる力」にあります。
サッカー初心者向けに例えるなら、将棋で数手先を読んで動かすような感覚に近いかもしれません。
ただ速く走るだけ、ただ上手にボールを触るだけではなく、相手の動きと味方の位置を見ながら、次の展開を作れる。ここが久保建英選手の大きな魅力です。
久保建英のすごさ① 狭い場所でもボールを失わない
久保建英選手のすごさとして、まず挙げたいのが狭い場所でもボールを失いにくい技術です。
サッカーでは、相手に囲まれると普通はボールを奪われやすくなります。特にスペインのラ・リーガは守備のレベルが高く、相手選手の寄せも速いため、少しでも判断が遅れるとすぐにボールを失ってしまいます。
それでも久保建英選手は、相手が近くにいる場面でも、細かいタッチでボールを動かしながらプレーを続けられます。
たとえばサイドライン際で相手に詰められたとき、普通なら外に逃げるか、後ろに戻す場面でも、久保建英選手は体の向きやボールの置き場所を工夫して、前を向こうとします。
これは見た目以上に難しいプレーです。
なぜなら、ボールだけを見ていてはできないからです。相手の足の出し方、味方の位置、空いている場所を同時に見なければなりません。
久保建英選手のドリブルは、ただスピードで抜くというより、相手の重心をずらすタイプです。相手が右に動いたら左へ、前に出てきたら間を通す、といった細かい駆け引きがあります。
このため、久保建英 何がすごいと聞かれたら、まず「ボールを失いにくい技術が高い」と答えるのがわかりやすいでしょう。
久保建英のすごさ② 左足の精度とチャンスメイク力
久保建英選手は、左足の使い方がうまい選手です。
右サイドを中心に起用されることが多く、左足で中央に切れ込んだり、味方へ鋭いパスを出したり、ゴール前へクロスを入れたりします。
ここで重要なのは、左足でさまざまな選択ができる点です。
シュートだけではありません。短いパス、長いパス、浮かせたパス、低く速いボールなど、状況に合わせて使い分けます。
たとえば、相手守備が久保建英選手のドリブルを警戒して距離を詰めてくると、その背後に味方が走り込むスペースができます。そこで左足からタイミングよくパスを出せれば、チャンスにつながります。
また、久保建英選手はゴール前で無理にシュートを打つだけではなく、より得点の可能性が高い味方を使う場面もあります。
このようなプレーは、テレビで見ていると地味に感じるかもしれません。しかし、チームにとっては非常に価値があります。
「自分で決める」「味方に決めさせる」の両方を選べる選手は、相手からすると守りにくい存在です。
そのため、久保建英選手のすごさは、左足の精度だけでなく、その左足を使って攻撃の形を作れるところにあります。
久保建英のすごさ③ ラ・リーガで主力として戦っている
久保建英選手のすごさを語るうえで、ラ・リーガで主力級として戦っていることは外せません。
ラ・リーガはスペインのトップリーグで、世界的な名門クラブや代表クラスの選手が多く所属しています。そこで継続的に試合に出るだけでも簡単ではありません。
久保建英選手はレアル・ソシエダでプレーしており、ラ・リーガ公式にも選手情報や成績が掲載されています。
2025-26シーズンのラ・リーガ公式データでは、久保建英選手は24試合に出場し、2得点、4アシストを記録しています。
数字だけを見ると派手ではないかもしれません。
しかし、久保建英選手の役割は、最後にゴールを決めることだけではありません。右サイドを中心にボールを受け、相手を引きつけたり、味方にチャンスを作ったりする場面もあります。
レアル・ソシエダは、ただ個人技に頼るチームではありません。味方との連係、守備の動き、ボールを失った後の切り替えなど、細かい約束事が求められます。
その中で久保建英選手は、攻撃面で重要な役割を担っています。
もちろん、毎試合ゴールを決めるわけではありません。調子が良い試合もあれば、相手に厳しく対策されて思うようにプレーできない試合もあります。
それでも、ラ・リーガという高いレベルのリーグで継続して試合に出ている点は、久保建英選手の実力を示す大きな材料です。
久保建英 何がすごいと考えるなら、「世界屈指のリーグで、攻撃の選択肢として計算されていること」は大きな答えになります。
久保建英のすごさ④ 相手を引きつけて味方を生かせる
久保建英選手は、自分が目立つプレーだけでなく、味方を生かすプレーもうまい選手です。
これはサッカーを見慣れていないと、少しわかりにくい部分かもしれません。
たとえば、久保建英選手が右サイドでボールを持つと、相手は警戒して近づいてきます。場合によっては、1人だけでなく2人で対応されることもあります。
このとき、久保建英選手が無理に突破しなくても、相手を引きつけた時点でチームにとっては有利になります。
なぜなら、相手が久保建英選手に集まることで、別の場所に空きができるからです。
その空いた場所へ味方が走り込めば、攻撃のチャンスが生まれます。久保建英選手は、そのタイミングでパスを出したり、ワンタッチでボールを逃がしたりできます。
これができる選手は、相手からすると非常に厄介です。
ドリブルを警戒すればパスを出され、パスを警戒すれば自分で仕掛けられる。守る側にとって、どちらも嫌な選択になります。
実際、久保建英選手はゴールやアシストの数字だけでは見えにくい部分で、攻撃の流れを作っています。
だからこそ、「数字だけを見るとすごさがわかりにくいけれど、試合を見ると重要性がわかる選手」と言えるでしょう。
久保建英のすごさ⑤ 日本代表でも攻撃のアクセントになる
久保建英選手は、日本代表でも攻撃に変化をつけられる選手です。
日本代表には、三笘薫選手、堂安律選手、南野拓実選手、中村敬斗選手など、攻撃的な選手が多くいます。その中で久保建英選手は、足元の技術と判断力で違いを作るタイプです。
特に、相手が守備を固めてきた試合では、久保建英選手のように狭い場所でボールを受けられる選手が重要になります。
サッカーでは、相手がゴール前に人数をかけて守ると、単純なパスだけではなかなか崩せません。そこで、相手の間でボールを受けたり、細かいパスでリズムを変えたりする選手が必要になります。
久保建英選手は、そうした場面で攻撃のアクセントになります。
「アクセント」とは、流れを変えるきっかけのことです。
たとえば、横パスが続いて攻撃が止まりそうな場面で、久保建英選手が縦にパスを入れたり、自分で仕掛けたりすると、一気に相手守備が動きます。
JFA公式でも、久保建英選手は「違いを生み出す日本のチャンスメーカー」と紹介されています。
もちろん、日本代表ではクラブと違って連係の時間が限られます。そのため、常にレアル・ソシエダと同じようなプレーができるとは限りません。
それでも、久保建英選手がいることで、相手守備に「何かしてくるかもしれない」と思わせられる。これも大きな強みです。
久保建英は過大評価?弱点や課題も整理
久保建英選手について調べると、「過大評価では?」という声を見かけることもあります。
この疑問が出る理由は、久保建英選手のすごさがゴール数だけでは測りにくいからです。
サッカーでは、得点を多く決める選手ほど目立ちます。逆に、チャンスを作る選手や相手を引きつける選手は、数字だけを見ると評価が難しくなります。
そのため、久保建英選手をゴール数だけで見ると、「思ったよりすごくない」と感じる人もいるでしょう。
ただし、それだけで判断するのは少しもったいないです。
久保建英選手は、ゴール前で最後に決める役割だけでなく、その前の段階で攻撃を作る役割も担っています。相手を引きつけたり、味方に良い形でボールを渡したりする部分は、得点数には直接出にくいものです。
一方で、課題がないわけではありません。
試合によっては相手に厳しく対策され、ボールを持つ回数が減ることもあります。また、より多くのゴールやアシストを継続して記録できるかは、今後さらに評価を高めるうえで重要なポイントです。
つまり、久保建英選手は過大評価と決めつけるより、数字に出る部分と出にくい部分の両方を見る必要があります。
三笘薫や堂安律と比べて久保建英は何が違う?
久保建英選手のすごさは、三笘薫選手や堂安律選手と比べるとよりわかりやすくなります。
まず、三笘薫選手は縦への突破力が大きな武器です。サイドで相手と1対1になったとき、スピードと細かいタッチで抜き切る場面が目立ちます。
一方、堂安律選手は力強さと勝負強さが印象的です。ゴール前で思い切りよくシュートを打てる選手で、大舞台で結果を残す力もあります。
では、久保建英選手は何が違うのでしょうか。
大まかに見ると、久保建英選手は、相手の動きを見ながらプレーを選ぶ力に特徴があります。
もちろんドリブルもできますが、三笘選手のように縦へ抜き切るだけではなく、内側に入りながらパスやシュートを選ぶ場面が多いです。また、堂安選手のような力強い一発だけでなく、味方を使いながら崩すプレーも得意としています。
かなり簡単に言うと、三笘選手は「突破」、堂安選手は「勝負強さ」、久保建英選手は「判断と組み立て」で違いを出すタイプです。
もちろん、これは単純化した見方です。実際には3人とも複数の強みを持っています。
ただ、「久保建英 何がすごい」と考えるなら、他の日本代表選手と比べて、攻撃を組み立てる頭の良さと技術の細かさが目立つ選手だと見ると理解しやすいでしょう。
久保建英の海外評価は本当に高い?
久保建英選手は、海外でも一定の高い評価を受けている選手です。
その根拠の一つが、2023年9月にラ・リーガの月間最優秀選手に選ばれたことです。
ラ・リーガ公式は、久保建英選手が2023年9月にレアル・ソシエダの勝ち点獲得に大きく関わり、得点に直結する働きや質の高いプレーを見せたことを紹介しています。
ラ・リーガの月間最優秀選手は、誰でも簡単に取れる賞ではありません。スペインには世界的な選手が多くいるため、その中で選ばれたこと自体に大きな意味があります。
また、JFA公式でも久保建英選手は、日本代表のチャンスメーカーとして紹介されています。これは、クラブだけでなく代表でも攻撃面の期待が大きいことを示しています。
ただし、「海外評価が高い=常に絶賛されている」という意味ではありません。
サッカー選手は、試合ごとの出来によって評価が変わります。良いプレーをすれば高く評価されますし、結果が出なければ厳しい声も出ます。
久保建英選手も例外ではありません。相手に対策された試合や、チーム全体の調子が悪い試合では、思うように目立てないこともあります。
それでも、ラ・リーガで継続して試合に出場し、攻撃面で重要な役割を担っている事実は大きいです。
そのため、久保建英選手の海外評価は、少なくとも一時的な話題だけではなく、実際のプレーや受賞歴に基づく評価もあると考えられます。
まとめ:久保建英のすごさは数字だけでは見えない
久保建英 何がすごいのかを一言でまとめるなら、数字だけでは見えない部分で攻撃の質を高められる選手ということです。
ゴール数やアシスト数だけを見ると、すごさが伝わりにくい場面もあります。
しかし、実際には狭い場所でボールを失いにくく、相手を引きつけ、味方を生かし、左足でチャンスを作る力があります。
特に注目したいポイントは、以下の5つです。
- 狭い場所でもボールを失いにくい
- 左足のパスやシュートの精度が高い
- ラ・リーガで主力級として戦っている
- 相手を引きつけて味方を生かせる
- 日本代表でも攻撃の流れを変えられる
もちろん、課題もあります。
より多くのゴールやアシストを継続して記録できるか、相手に対策された試合でどう違いを作るかは、今後さらに注目される部分です。
それでも、久保建英選手が日本サッカーの中でも特別な存在の一人であることは間違いないでしょう。
「久保建英は何がすごい?」と聞かれたら、単にドリブルがうまい選手ではなく、技術と判断力で試合の流れを変えられる選手だと答えると、かなり本質に近いはずです。