「days」と「day’s」の違いを正しく理解し、ブログ名やSNSアカウントで自信を持って発信したいと考えている方は少なくありません。特に、自分の毎日を発信するブログやInstagram(インスタグラム)などのプロフィール欄において、タイトルやユーザーIDは「顔」となる重要な要素です。ここで綴り(スペル)を間違えてしまうと、せっかくの素敵なコンテンツも、どこか「惜しい」印象を与えてしまいかねません。
この記事では、英語の基礎知識から、SNSやブログでの実用的な使い分け、さらにはビジネスシーンでの正しい表記までを詳しく解説します。この記事を最後まで読めば、迷うことなく最適な表記を選べるようになり、洗練されたアカウント作りができるようになるはずです。
daysとday’sの違いとは?基本の使い分けをわかりやすく解説

英語の表記において「s」が付く形には、いくつかのパターンが存在します。まずは、混乱の元となる「days」「day’s」「days’」の3つの形が、文法的にどのような役割を持っているのかを整理していきましょう。これらを混同してしまうと、伝えたい意味が全く変わってしまう可能性があるため注意が必要です。
単数・複数の違いと「days」の役割
「days」は、単数形である「day(日)」に複数形の「s」が付いた形です。これは単純に、期間が2日以上ある場合や、特定の日ではなく「日々」という概念を指す際に使われます。例えば、「3日間(three days)」や「最近(these days)」といった表現がこれに当たります。
この形にはアポストロフィ(’)が含まれていないため、「〜の」という所有の意味は持ちません。あくまでも「日」が複数集まった状態を指す言葉であると認識してください。ブログタイトルなどで「Hanako Days」とする場合、後ろの「Days」は「日々」という複数形として機能しています。
所有格の役割と「day’s」の意味
次に「day’s」ですが、こちらは「day(単数)」に所有格を表す「’s」が付いた形です。日本語に訳すと「1日の〜」という意味になります。具体的には「a day’s work(1日分の仕事量)」や「one day’s trip(日帰り旅行)」といった、特定の1日という単位に紐づく何かを表現する際に用いられます。
日常会話やSNSの短いキャッチコピーにおいて、「day’s」が単体で使われることは稀です。多くの場合、後ろに何らかの名詞を伴うか、文脈の中で「その日の(持ち物や服装)」といった意味を強調する場合に使用されます。
【上級編】「days’」はどう使う?アポストロフィの位置の秘密
さらに混乱を招きやすいのが、アポストロフィがsの後ろに来る「days’」という形です。これは「複数形(days)」の「所有格」を意味します。つまり「数日間の〜」という意味になります。例えば、「3日間の休暇」と言いたい場合は「three days’ vacation」と表記するのが、厳密な英文法における正解です。
英語の標準的なルールを定めているケンブリッジ辞書(Cambridge Dictionary)では、複数名詞の所有格について「-sで終わる複数形にはアポストロフィ(’)のみを付ける」と定義されています。ビジネス文書や公的な場でのタイトル作成においては、この「s’」の形が非常に重要になります。単なる複数形(days)なのか、それとも期間の所有(days’)なのかを区別することが、プロフェッショナルな印象を与える鍵となります。
【シーン別】daysとday’sのどっちが正解?SNSやブログでの違い

個人のブログやインスタグラムのアカウント名において、最も頻繁に目にするのは「〇〇 days」という表記です。なぜ「day’s」ではなく「days」が選ばれるのか、そこには英語のニュアンスとデザイン的な視点が関係しています。
SNSのIDやブログタイトルなら「days」が主流
ブログタイトルで「Hanako Days」のように「名前 + days」とする場合、これは「花子の日々」というニュアンスになります。ここでは「’s(の)」を省略した名詞の並列として機能しており、非常にキャッチーで現代的な響きを与えます。
もしここで「Hanako’s Day」と単数形の所有格にしてしまうと、「花子の、ある特定の一日」という意味に限定されて聞こえる場合があります。ブログは継続的に日々を記録するメディアであるため、広がりを感じさせる複数形の「days」の方が、内容と合致しやすいという側面があります。
インスタグラムでの実例とトレンド
インスタグラムのユーザーIDやプロフィール文においては、文字数の制限や視認性の観点から、記号であるアポストロフィをあえて避ける傾向があります。そもそもユーザーID(@handle)にはアポストロフィが使用できないシステム上の制約があるため、自然と「hanako_days」のような形が一般化しました。
トレンドとしては、所有格を使わずに名詞を並める「名詞 + 名詞」の形が、シンプルでミニマルなデザインとして好まれています。無理に文法的な正確さを求めて「’s」を入れるよりも、見た目のスッキリさを優先したほうが、SNSの世界観には馴染みやすいと言えるでしょう。
ビジネスメールでの「3日以内」などの正しい書き方
個人の発信とは異なり、ビジネスシーンでは文法的な正確さがそのまま信頼性に直結します。特に納期や期間を設定する際、アポストロフィの位置一つで意味の解釈が分かれることがあるため、慎重な使い分けが求められます。
オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)の英語ガイドラインによると、時間や期間を表す名詞を所有格にする際のアポストロフィの有無は、ビジネス上の正確な意思疎通において不可欠な要素として扱われています。例えば、契約書や規約に関連する文章で「3日前の通知」を「3 days notice」と書くのは、インフォーマルな表現と見なされます。フォーマルな文書では「3 days’ notice」と書くのが正解です。
なぜ「Mother’s Day」は「’s」がつくの?身近な例で覚える違い

私たちが日常的に使っている祝日の名称にも、「’s」が含まれるものとそうでないものが存在します。これらを比較することで、所有格が持つ「意味の重み」をより深く理解することができます。
行事名に込められた「所有」の意味
例えば「Mother’s Day(母の日)」や「Father’s Day(父の日)」には、必ず「’s」が入ります。これは「お母さんのための日」という所有・帰属の意味が非常に強いためです。また、これらは通常「1人のお母さん(自分の母親)」を敬うという観点から、単数形の所有格(Mother’s)が使われています。
National Women’s History Allianceによると、母の日の提唱者であるアン・ジャービスは、「それぞれの家族が自分自身の母親を敬う日」とするため、あえて単数所有格の「Mother’s Day」にするよう強く求めたという歴史的背景があります。対照的に、特定の個人ではなく集団を指す「Children’s Day(こどもの日)」では、子供たち(children)という複数形に対して所有格の「’s」が付きます。
固有名詞化によるアポストロフィの消失
一方で、特定の名称が長年使われるうちに、アポストロフィが脱落して固有名詞化するケースもあります。アメリカの祝日である「Veterans Day(復員軍人の日)」には、アポストロフィが付かないのが一般的です。これは「退役軍人たちの(ための)日」という所有の意味よりも、「退役軍人を称える性質の日」という名詞的な属性が強いため、複数形の「Veterans」がそのまま使われるようになりました。このように、歴史的背景や慣習によって使い分けが固定されているケースもあります。
間違いを防ぐためのセルフチェック法
「days」と「day’s」で迷ったとき、自分で間違いに気づくための簡単なテクニックがあります。それは、そのフレーズを「of」を使って書き換えてみることです。英語の所有格(’s)は、基本的に「B of A(AのB)」という形に変換が可能です。もし、あなたが書きたい表現が「of」を使って不自然でなければ、アポストロフィが必要である可能性が高いと判断できます。
- 「a day’s work」 → 「work of a day」(成立する:アポストロフィ必要)
- 「three days」 → 「of three」(成立しない:アポストロフィ不要)
また、最近ではブラウザの校閲機能やAIツールを活用するのも一つの手です。しかし、ツールの指摘が常にあなたの「表現したい意図」を汲み取っているとは限りません。最終的には、自分自身で「これは複数を指しているのか、それとも所有を指しているのか」という意図を確認することが、最も確実なチェック方法となります。
まとめ:daysとday’sの違いと正しい使い分け
最後に、この記事で解説した「days」と「day’s」の違いについての結論をまとめます。SNSやブログ、ビジネスシーンで迷った際のガイドとして活用してください。
- 基本の使い分け:アポストロフィのない「days」は純粋な複数形(日々)を指し、アポストロフィのある「day’s」は単数の所有格(1日の〜)、「days’」は複数の所有格(数日間の〜)を指します。
- SNS・ブログでの正解:タイトルやユーザー名では、カジュアルで親しみやすく、視認性にも優れた複数形の「days」を使用するのが現代のトレンドであり、最も失敗の少ない選択です。
- ビジネス・行事でのルール:公的な文書では期間の所有を表す「days’」を厳密に使い分け、「Mother’s Day」のような伝統的な行事では歴史的背景から「’s」を付けるのが正解です。
- 迷った時の判別法:その表現を「of(〜の)」に置き換えて意味が通るかどうかを確認し、通る場合は所有格(’s)の検討、通らない場合は単なる複数形(days)として扱うのが確実です。
これらの違いを意識するだけで、あなたの発信はより正確で、プロフェッショナルなものへと変わります。ぜひ、自分に最適な表記を選んで、自信を持ってコンテンツを発信していきましょう。