「元ソフトバンクの堂上隼人に、一体なにがあったの？」
「ニュースで見た『美嶋隼人』って、あの堂上のこと？」
この記事に辿り着いたあなたは、かつて将来を期待されたプロ野球選手のあまりにも衝撃的な現在を知り、言葉を失っているのではないでしょうか。あるいは、ネット上に飛び交う「巨人の選手だった」「堂上兄弟の弟らしい」という噂に混乱しているかもしれません。
2025年12月、彼は名前を「美嶋隼人（みしま はやと）」と変え、8回目となる逮捕が報じられました。
この記事では、単なる興味本位のゴシップではなく、以下の事実をどこよりも分かりやすく整理して伝えます。
- 【現在】 名前を変えてまで繰り返された「8回目の逮捕」の戦慄すべき詳細
- 【過去】 2012年の球界追放（解雇）に至る本当の経緯
- 【真相】 多くの人が勘違いしている「巨人・堂上兄弟との関係」の完全否定
「あの人は今、どうしているのか」という疑問の答えは、残酷なものでした。しかし、誤った情報に踊らされないためにも、ここで正しい事実を確認してください。
【2025年最新】堂上隼人の現在は「美嶋隼人」として8回目の逮捕
まず、多くの人が最も気になっているであろう「現在の姿」から解説していきます。
結論から申し上げますと、彼はプロ野球選手としての栄光とは程遠い、犯罪常習者としての道を歩んでいました。
2025年12月、神奈川県警の発表により、元プロ野球選手の美嶋隼人容疑者（43）が再逮捕されたことが明らかになりました。この「美嶋隼人」こそが、かつてのソフトバンクホークス捕手、堂上隼人その人です。
路上でのわいせつ未遂など…衝撃の余罪
報道された逮捕容疑の内容は、耳を疑うほど卑劣なものでした。
警察の発表によると、美嶋（旧姓：堂上）容疑者は、横浜市内の路上などで面識のない女性を狙い、わいせつな行為を働こうとした疑いが持たれています。さらに衝撃的なのは、これが突発的な出来事ではなく、長期間にわたって繰り返されていたという事実です。
報道によれば、今回でなんと8回目の逮捕となります。
捜査関係者の話として報じられた内容を整理すると、以下のようになります。
- 犯行期間： 2020年頃から2025年にかけて断続的に行われていた。
- 犯行エリア： 主に横浜市内の路上など。
- 手口： 深夜や人通りの少ない時間帯に、面識のない女性をターゲットにする通り魔的な犯行。
「8回目」という数字は、彼が性犯罪に対する常習性を持ち、更生が極めて困難な状態にあったことを示唆しています。一度や二度の過ちではなく、逮捕と釈放を繰り返しながら、あるいは余罪が次々と明らかになる中で、犯罪の沼から抜け出せなくなっていたのが、2025年における彼の偽らざる現在地でした。
かつてスタジアムの大歓声を浴びていた男が、夜の路上で女性を襲う犯罪者へと転落していた事実は、プロ野球ファンのみならず、社会全体に大きな衝撃を与えています。
なぜ改名？「美嶋」になった経緯
今回の報道で多くの人が驚いた点の一つに、名前が「堂上」から「美嶋（みしま）」に変わっていたことが挙げられます。
なぜ彼は名字を変えたのでしょうか。
一般的に、成人男性が名字を変えるケースとしては、結婚による改姓（婿養子など）や、養子縁組などが考えられます。
現時点では、彼がいつ、どのような理由で「美嶋」姓になったのか、公式な発表や確実な情報源による裏付けはありません。しかし、以下のようないくつかの可能性が推測されています。
- 結婚による改姓：事件後に結婚し、配偶者の姓を名乗ることになった可能性です。しかし、定職に就き社会復帰を果たしていなければ結婚生活の維持は難しく、繰り返される逮捕歴を考えると、平穏な家庭生活を送っていたとは考えにくい側面もあります。
- 過去との決別、あるいは隠蔽：「堂上隼人」という名前は、2012年の事件によって「強制わいせつでクビになった元プロ野球選手」として広く知れ渡ってしまいました。社会生活を送る上で、その悪名が支障をきたすため、養子縁組などの制度を利用して意図的に姓を変えた可能性も否定できません。
いずれにせよ、名前を変えることで過去の経歴が見えにくくなったとしても、彼自身の内面や衝動が変わることはありませんでした。「美嶋隼人」という新しい名前においても、彼は過去と同じ過ちを、より悪質な形で繰り返してしまったのです。
そもそも堂上隼人に「なにがあった」のか？【2012年の事件】
2025年の逮捕劇に至るまで、彼の転落の始まりはどこにあったのでしょうか。
時計の針を2012年に戻し、彼がプロ野球界を追放される原因となった「最初の事件」について振り返ります。
ソフトバンクホークスを「強制わいせつ」で即解雇
堂上隼人選手は、香川オリーブガイナーズ（独立リーグ）から2008年の育成ドラフトで福岡ソフトバンクホークスに入団しました。強肩強打の捕手として頭角を現し、支配下登録を勝ち取ると、一軍での出場機会も徐々に増やしていました。
しかし、そのキャリアは突然断たれます。
2012年8月、福岡県内で起きた強制わいせつ事件の容疑者として、彼の名前が報道されたのです。
当時の報道によれば、彼は女性の髪をつかんでホテルに連れ込もうとしたり、わいせつな行為に及んだとされています。被害者女性とは面識がなく、極めて身勝手な犯行でした。
この事態に対し、福岡ソフトバンクホークス球団の対応は迅速かつ厳しいものでした。
逮捕報道から間もなく、球団は堂上選手との契約を解除することを発表します。事実上の「即解雇」です。
プロ野球選手が不祥事を起こした場合、事案によっては謹慎処分や減俸で済むケースもありますが、性犯罪という卑劣な行為に対して、球団側は「情状酌量の余地なし」と判断しました。
NPB（日本野球機構）からも自由契約選手として公示されましたが、獲得に手を挙げる球団などあるはずもなく、彼はそのまま球界を永久追放に近い形で去ることになったのです。
引退後の転落人生と「更生」の失敗
2012年の事件後、彼は不起訴処分となりました。
法的には一定の決着がついた形ですが、社会的制裁を受けた彼がその後どのような道を歩んだのかは、長らく不明なままでした。
一時期は、「茨城ゴールデンゴールズに入団したのではないか」「ホストとして働いている」といった噂がネット上で飛び交いましたが、これらは確証のない情報やデマが混ざっていました。
しかし、今回の「8回目の逮捕」という報道によって、空白の期間の過ごし方が最悪の形で明らかになりました。
2012年の逮捕は、彼にとって「更生へのきっかけ」にはなりませんでした。むしろ、そこから坂道を転げ落ちるように、性的衝動をコントロールできない状態へと悪化していったように見えます。
プロ野球選手という華やかな世界から、社会のルールすら守れない犯罪者へ。
「あの時、反省してやり直していれば」という言葉すら虚しく響くほど、彼の転落は深い闇の中へと続いていたのです。
【注意】「巨人の選手」「堂上剛裕の弟」は完全なデマ！
堂上隼人（現・美嶋隼人）について語る上で、避けて通れないのがネット上に蔓延する「誤解」と「デマ」です。
彼の名前を検索すると、「巨人」「兄」といった関連ワードが出てきますが、これらは事実無根です。無関係な球団や人物への風評被害を防ぐためにも、ここで明確に事実関係を整理し、訂正しておきます。
誤解①：巨人に在籍した事実はない
「堂上隼人は元巨人の選手だ」と勘違いしている人が非常に多いですが、これは間違いです。
【事実】
- 堂上隼人の所属歴： 横浜商科大学 → 日産自動車 → 香川オリーブガイナーズ → 福岡ソフトバンクホークス
- 巨人在籍歴： なし
なぜこのような誤解が生まれたのでしょうか。
考えられる理由の一つは、2015年頃に読売ジャイアンツの選手数名が野球賭博問題などで処分された時期と、堂上隼人の事件の記憶が混同された可能性があります。また、「不祥事＝巨人」というネット上の一部にあるステレオタイプなイメージが、誤った記憶を補完してしまったのかもしれません。
彼は最初から最後まで、NPBではソフトバンクホークス一筋の選手でした。巨人のユニフォームに袖を通したことは一度もありません。
誤解②：中日・堂上兄弟とは「赤の他人」
さらに深刻なデマが、「中日ドラゴンズの堂上兄弟と血縁関係がある」という説です。
プロ野球界には、非常に有名な兄弟選手がいます。
元中日ドラゴンズ・読売ジャイアンツで活躍した兄の堂上剛裕（どのうえ たけひろ）さんと、元中日ドラゴンズ一筋で活躍し、現在はコーチを務める弟の堂上直倫（どのうえ なおみち）さんです。
彼らの父親も元中日投手の堂上照さんという、まさに「野球エリート一家」ですが、堂上隼人（美嶋隼人）とは全くの別人であり、親戚ですらありません。
【堂上剛裕・直倫兄弟（本家）】
- 出身地：愛知県春日井市
- 父：堂上照（元中日）
- 評判：非常に真面目で練習熱心。ファンや関係者からの信頼も厚い。
【堂上隼人（美嶋隼人）】
- 出身地：神奈川県
- 血縁：堂上兄弟とは無関係
名字が同じ「堂上（どのうえ）」という珍しい読み方であるため、「隼人もこの兄弟の親戚か、あるいは3兄弟の末っ子ではないか」と勘違いされがちです。しかし、出身地も全く異なります。
この誤解により、全く無関係の堂上兄弟に対して「弟が逮捕されたらしい」といった心ない噂が流れることがありましたが、これは完全な事実誤認です。
本家の堂上兄弟は、引退後も球界に貢献し続けている素晴らしい野球人たちです。犯罪を繰り返す人物と混同することは、彼らにとって大変な失礼にあたります。
まとめ：堂上隼人に何があった？現在は「美嶋隼人」として逮捕【事実まとめ】
この記事で解説した、堂上隼人（現・美嶋隼人）に関する「何があった」のか、そして現在の状況についてのまとめは以下の通りです。
- 【現在の状況】2025年12月、名前を「美嶋隼人」に変えて性犯罪の容疑で8回目の逮捕。横浜市内で女性を狙った連続犯行が報じられている。
- 【過去の事件】2012年、ソフトバンクホークス在籍時に強制わいせつ容疑で逮捕され、即座に契約解除（解雇）。プロ野球選手としてのキャリアを自らの過ちで棒に振った。
- 【デマの訂正】「元巨人の選手」という噂は間違いであり、在籍事実は一切ない。また、中日の堂上剛裕・直倫兄弟とは血縁関係のない赤の他人であり、混同しないよう注意が必要。
かつてはプロのグラウンドで輝きを放った才能も、社会のルールを守れなければ何の意味もありません。
名前を変え、逮捕を繰り返す彼の姿に、かつての面影を見ることはもうできません。今はただ、被害に遭われた方々の心の傷が癒えること、そして彼が法の裁きを受け、二度と罪を犯さないよう償うことを願うばかりです。
