「街頭演説をしている、あの和装の女性は一体誰？」
「『雨龍会』なんて怖そうな名前だけど、バックに何かあるんじゃないの？」
SNSや選挙ポスターで平野雨龍（ひらの うりゅう）氏を見かけ、その美貌と過激にも見える活動スタイルのギャップに、興味と少しの警戒心を抱いた方は多いのではないでしょうか。
2025年の参院選で、組織票なしの無所属でありながら23万5,411票を獲得した彼女。
しかし、大手メディアではあまり報じられないため、「実は帰化人なのでは？」「ただのインフルエンサーでしょ？」といった憶測がネット上で飛び交っているのが現状です。
この記事では、そんな平野雨龍氏の「正体」を徹底解剖します。
- なぜモデルから政治活動家に転身したのか？
- 「雨龍」という名前に隠された、自殺未遂からの復活劇
- ネットで囁かれる「国籍・帰化の噂」の真偽
これらを読めば、彼女が単なる「話題の人」ではなく、壮絶な覚悟を持って国を思う一人の人間であることが分かるはずです。謎多き彼女の素顔を、Wiki風に分かりやすく解説していきます。
平野雨龍（ひらのうりゅう）は何者か？Wiki風プロフィール
まずは、平野雨龍氏の基本的なプロフィールを整理していきましょう。彼女がどのような背景を持ち、現在はどのような立場で活動しているのか、基礎データをまとめました。
年齢・出身・現在の肩書き
平野氏は1994年1月31日生まれ、千葉県柏市の出身です。2025年12月現在で31歳となります。
非常に落ち着いた話し方と風格があるため、実年齢よりも年上に見られることもありますが、まさに脂の乗った働き盛りの世代と言えるでしょう。
現在の主な肩書きは、政治団体「雨龍会」の代表です。しかし、彼女のキャリアは政治一筋ではありません。かつては「着物モデル」や「舞台役者」として活動しており、日本の伝統文化を伝えるプロフェッショナルでもありました。
彼女が演説時に着物を着用することが多いのは、単なるパフォーマンスではなく、長年培ってきた「和の心」や日本文化への深い造詣が根底にあるからです。モデル時代に培われた「見られる意識」や、舞台役者としての「発声・表現力」が、現在の街頭演説での圧倒的な訴求力に繋がっていることは間違いありません。
以下に、基本的なプロフィールをまとめます。
- 氏名：平野 雨龍（ひらの うりゅう）
- 生年月日：1994年1月31日
- 出身地：千葉県柏市
- 血液型：AB型
- 身長：168cm
- 職業：政治団体代表、着物モデル、舞台役者
- 特技：龍笛（りゅうてき）、茶道、華道
「雨龍会」って怪しい？どんな団体か
「平野雨龍」という名前とともに検索されることが多いのが、彼女が代表を務める「雨龍会（うりゅうかい）」という組織です。
名前に「龍」や「会」が入っていることから、一部では「右翼団体や暴力団関係の組織ではないか？」と警戒する声も聞かれます。しかし、結論から言えば、雨龍会はそのような反社会的勢力とは一切関係がありません。
雨龍会は、平野氏自身の政治信条や政策を実現するために設立された「政治団体」です。
主な活動内容は、街頭演説やポスティング、署名活動などを通じて、国民に政治への関心を喚起することにあります。組織票や大企業からの献金に頼らない「草の根」の活動を展開しており、その運営はボランティアスタッフや個人献金によって支えられています。
「雨龍」という名前の由来については後述しますが、これは彼女自身の活動名から取られたものであり、決して威圧的な意味合いで付けられたものではないのです。
平野雨龍の経歴｜モデル「平野鈴子」から政治の道へ
現在でこそ「保守系の女性活動家」として知られる平野氏ですが、最初から政治を志していたわけではありません。彼女の人生が大きく変わったのは、ある国際的な事件がきっかけでした。
【画像】モデル・役者としての活動時代
政治活動を開始する前、彼女は本名である「平野鈴子（ひらの すずこ）」名義で活動していました。
高身長と日本人離れしたスタイル、そして整った顔立ちを生かし、着物モデルとして数々のショーや撮影に参加しています。また、舞台役者としても活動しており、表現者としてのキャリアを着実に積み上げていました。
当時の写真を見ると、現在の勇ましい演説姿とはまた違った、柔らかく華やかな印象を受けるかもしれません。しかし、この頃から「日本の美しさ」や「伝統」を大切にする姿勢は一貫しており、それが後の「日本を守りたい」という政治信条へと繋がっていきます。
転機は2019年香港デモ「日本反送中第一人」とは
平野氏の運命を決定づけたのは、2019年に発生した香港民主化デモ（逃亡犯条例改正案反対デモ）でした。
当時、香港では自由と民主主義を守るために多くの若者が声を上げていましたが、日本国内での関心は決して高くありませんでした。そんな中、彼女は「隣国で起きている弾圧を見過ごせない」と強く感じ、日本人としていち早く連帯を表明します。
彼女は単にSNSで発信するだけでなく、実際に街頭に立ち、着物姿でデモ行進に参加しました。その姿は香港の現地メディアでも大きく取り上げられ、「日本反送中第一人（日本における反送中デモの第一人者）」と呼ばれるようになりました。
一人のモデルが、政治的なリスクを顧みずに声を上げた。この行動は多くの香港人、そして日本の保守層に衝撃を与えました。「綺麗なだけのモデルではない」「彼女は本気だ」という評価が定着したのは、この時の行動力があったからこそです。
2025年参院選での「23万票」の衝撃
そして2025年7月、平野氏は満を持して第27回参議院議員通常選挙（東京選挙区）に出馬します。
東京選挙区は、有名タレントや現職の大臣クラスがひしめく激戦区です。通常、組織票を持たない無所属新人が立候補しても、数千票〜数万票で終わることがほとんどの世界です。
しかし、結果は23万5,411票。
当選ラインには届かなかったものの、これは一部の国政政党の公認候補を上回る数字であり、供託金没収ラインを余裕でクリアする得票数でした。選挙期間中、大手メディアによる露出がほとんどない中で、SNSと街頭演説だけでこれだけの支持を集めた事実は、永田町関係者を驚愕させました。
この23万票は、組織に動員された票ではなく、彼女の演説を聴き、その経歴と覚悟に共感した一人ひとりの「熱い一票」です。この実績により、彼女は「ネット上の有名人」から「実数を持った政治家」へとフェーズを変えたと言えます。
名前の由来と改名の理由が壮絶だった
平野雨龍氏を語る上で避けて通れないのが、その特徴的な名前の由来と、改名に至るまでの壮絶なエピソードです。
旧名「鈴子」から「雨龍」へ
前述の通り、彼女の出生名は「平野鈴子」です。しかし、2021年に彼女は戸籍名を「平野雨龍」へと変更しています。
ビジネスネームや芸名を使う政治家はいますが、戸籍ごと改名するケースは稀です。なぜ彼女は生まれ持った名前を捨てたのでしょうか。その背景には、精神的な苦悩と「死」への誘惑がありました。
かつて彼女は、家庭環境や人間関係の悩みから重度の精神的苦痛を抱え、「27歳で人生を終わらせよう」と本気で考えていた時期があったと語っています。PTSD（心的外傷後ストレス障害）に苦しみ、生きる希望を見失っていたのです。
そんな彼女を救ったのが、雅楽の楽器である「龍笛（りゅうてき）」でした。
龍笛は「天と地を結ぶ音」と言われます。彼女はその音色に救われ、自身の龍笛に「雨龍（うりゅう）」と名付けて大切にしていました。「雨龍」とは、まだ天に昇る前の、水の中に潜む龍のこと。これから成長し、天へと駆け上がる存在です。
「鈴子としては一度死に、これからは雨龍として生きよう」
彼女は自殺を思い留まり、過去の自分と決別するために、自身の命を救ってくれた笛の名前を新しい自分の名前にしたのです。この改名は、単なる名前の変更ではなく、彼女自身の「再生と覚悟の宣言」でした。
ネット上の「帰化・国籍」の噂を検証
平野氏が注目を集めるにつれ、インターネット上では「雨龍という名前は日本人離れしている」「実は帰化人（元中国人）ではないか？」という噂が流れることがありました。特に彼女が中国に対して厳しい政策を掲げているため、その反動として出自を疑う声が出た側面もあります。
しかし、この噂は完全に否定されています。
平野氏は自身の潔白を証明するために、戸籍謄本（除籍謄本）を一般に公開しました。そこには、千葉県柏市で生まれ、日本人の両親のもとで育った記録が明確に記されています。
また、改名の経緯も前述の通り「龍笛」に由来するものであり、外国籍とは一切関係がありません。自らプライベートな公的書類を開示してまで疑惑を晴らす姿勢は、彼女の「嘘をつきたくない」「日本を守るために一点の曇りも残したくない」という誠実さの表れと言えるでしょう。
平野雨龍に夫や彼氏はいる？プライベートを調査
政治活動に全力を注ぐ平野氏ですが、プライベートな側面、特に結婚やパートナーの存在も気になるところです。
2025年12月現在、平野氏が結婚しているという公式な情報はありません。また、過去のSNSやインタビューを確認しても、夫や子供の存在を示唆する発言は見当たりませんでした。
選挙期間中の演説や日々の活動報告を見る限り、現在は全ての時間と情熱を政治活動に注ぎ込んでいる様子が伺えます。「日本を守る」という巨大な目標が、現在の彼女にとっては何よりも優先すべき「恋人」のような存在なのかもしれません。
とはいえ、モデル出身の美貌と、30代という年齢を考えれば、今後そのような報道が出てくる可能性もゼロではないでしょう。もしパートナーが現れるとすれば、彼女の壮絶な過去と、激しい政治活動の両方を深く理解し、支えられる人物でなければ務まらないはずです。
まとめ：平野雨龍の経歴と正体｜23万票は覚悟の証
最後に、平野雨龍氏の経歴や人物像について、この記事の要点をまとめます。
- プロフィール：政治団体「雨龍会」代表であり、元着物モデル・舞台役者という異色の経歴を持つ（怪しい人物ではない）。
- 経歴の転機：2019年の香港デモを機に「日本反送中第一人」として活動を開始し、2025年参院選では組織票なしで23万票超を獲得した。
- 名前の由来：旧名「鈴子」から自殺寸前の精神的苦痛を経て、命を救われた龍笛の名「雨龍」へ改名。戸籍公開により「純日本人」であることが証明されている。
- プライベート：現在、結婚や夫に関する公式情報は確認されておらず、政治活動に人生の全てを捧げている。
