「乃木坂46時代から応援しているけれど、卒業後、彼女がどんな経歴を歩んでいるか知りたい」「最近、舞台で能條愛未さんを見て、その確かな表現力に驚いた」――もしあなたがそう感じているなら、この記事はまさにあなたのためにあります。
元乃木坂46の1期生として活躍し、現在は夢であった舞台の世界で実力派の舞台女優としてキャリアを確立している能條愛未(のうじょう あみ)さん。なぜ彼女はアイドルから女優への転身に成功し、数々の大作に出演できるまでに至ったのでしょうか。
この記事を読むことで、能條愛未さんが持つ幼少期からの舞台への熱い想いや、乃木坂46時代に培った特別な経験、そして舞台女優としての現在地に至るまでの全経歴を、具体的なエピソードと共に徹底的に把握できます。彼女の成功の秘訣と最新出演情報を逃さずチェックし、さらに深いファンになりましょう!
能條愛未の全経歴:乃木坂46時代と「乃木團」での活躍

能條愛未さんがアイドルとしてデビューし、全国的な知名度を獲得したのが、国民的アイドルグループ乃木坂46です。グループ在籍中に培った経験と実力は、現在の舞台女優としての活動の礎となっています。このセクションでは、アイドルとしての全経歴を深掘りします。
乃木坂46 1期生としての活動期間と卒業
能條愛未さんは、2011年8月に乃木坂46の1期生オーディションに合格し、約7年間にわたってアイドルとして活動しました。彼女の活動期間は、グループの立ち上げから人気絶頂期までを駆け抜けた濃密な経歴です。
彼女はデビューシングル『ぐるぐるカーテン』で選抜入りを果たした後、アンダーメンバーとして活動することが多くなりました。しかし、能條さんの存在はアンダーライブの成功に不可欠であり、その高いパフォーマンス能力で常にファンを魅了しました。
ファンやメンバーからの愛称は「じょーさん」、そして「ジョンソン」が有名です。「ジョンソン」という呼び名は、乃木坂46の冠番組で、彼女がアメリカの俳優ドウェイン・ジョンソンのモノマネをしたことがきっかけで広まりました。このユニークで親しみやすいキャラクターが、彼女が乃木坂46の中でムードメーカー的な存在であったことを証明しています。
能條さんは「女優になりたい」という長年の夢を叶えるため、2018年12月15日にグループを卒業しました。
バンド活動「乃木團」のボーカルとしての功績
乃木坂46の活動の中で、能條愛未さんの「歌の才能」が爆発したのが、メンバーによるバンド「乃木團」です。
乃木團は、乃木坂46のライブで数回にわたり披露されたバンド形態の企画ユニットで、能條さんは川村真洋さんと共にツインボーカルを担当しました。彼女がボーカルに選ばれた背景には、アイドルとしては突出した歌唱力と、舞台で鍛えられた表現力があります。
ロックやポップスを熱唱する彼女たちのパフォーマンスは、アイドルの枠を超えていると大きな話題を呼びました。特に『狼に口笛を』などをロックアレンジで披露する姿は圧巻で、ライブでは最高の盛り上がりを見せる功績を残しました。この経験は、後の舞台女優としてのミュージカル出演に大いに役立っています。
能條愛未が幼少期から持っていた舞台への夢
能條愛未さんの経歴を振り返ると、アイドルになる前から一貫して「舞台」への強い憧れを持っていたことがわかります。
彼女は小学5年生の時に有名なミュージカル『アニー』のオーディションに挑戦しています。結果は二次審査で落選してしまいましたが、この経験が「もっと頑張れば夢に近づける」という大きな自信につながったと語っています。
さらに、乃木坂46に加入する前、中学時代には「麻生梨里子」という名義で活動し、すでに数多くの舞台に出演していました。中学3年生では、1年間で3作品の舞台に出演し、主役まで務めるという異例の経歴を持っています。つまり、乃木坂46の活動は、彼女が幼い頃から抱いていた「女優になりたい」という夢を実現するための、大きな学びの期間だったと言えるでしょう。
能條愛未の主な経歴年表(アイドル時代)
能條愛未さんのアイドル時代の主な経歴を年表でまとめました。
| 年 | 主な出来事・活動 |
| 2011年 | 乃木坂46 1期生オーディションに合格 |
| 2013年 | ドラマ『BAD BOYS J』にレギュラー出演(アイドルと並行して女優活動開始) |
| 2014年 | 映画『死の実況中継 劇場版』で初主演を務める |
| 2015年 | バンド「乃木團」のボーカルとしてライブで活躍 |
| 2018年 | 乃木坂46を卒業(12月15日) |
| period | 作品名・出来事名 | start | end | ジャンル | 上演規模 | 補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 乃木坂期 | ぐるぐるカーテン(デビューSg) | 2012/2/22 | 2012/3/10 | 音楽 | 小劇場 | CD発売 |
| 乃木坂期 | BAD BOYS J(ドラマ) | 2013/4/6 | 2013/6/30 | 映像 | 小劇場 | NTV 土曜深夜枠 |
| 乃木坂期 | 劇場版 BAD BOYS J | 2013/11/9 | 2013/11/20 | 映像 | 小劇場 | 劇場公開 |
| 乃木坂期 | 乃木團 初結成(対バン) | 2014/4/15 | 2014/4/16 | 音楽 | 小劇場 | 極東ロックンロール第弐章 |
| 乃木坂期 | 死の実況中継(映画) | 2014/4/19 | 2014/4/30 | 映像 | 小劇場 | 主演 |
| 乃木坂期 | 乃木團×氣志團 コラボ | 2015/3/24 | 2015/3/25 | 音楽 | 小劇場 | 受験サプリ卒業式 |
| 乃木坂期 | 乃木團 ライブ(アンダー) | 2016/12/17 | 2016/12/18 | 音楽 | 小劇場 | クリスマスライブ |
| 乃木坂期 | 乃木坂46 卒業 | 2018/12/15 | 2018/12/16 | 節目 | 小劇場 | 最終活動日 |
| 舞台女優期 | GIRLS REVUE | 2019/1/10 | 2019/2/2 | 舞台(レビュー/ミュージカル) | 小劇場 | 卒業後初舞台 |
| 舞台女優期 | KERA CROSS「グッドバイ」 | 2020/1/11 | 2020/2/16 | 舞台(ストレート) | 大劇場 | 全国各地/シアタークリエ |
| 舞台女優期 | ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」 | 2021/1/11 | 2021/2/28 | 舞台(ミュージカル) | 大劇場 | 梅田芸術劇場→東京国際フォーラム→御園座 |
| 舞台女優期 | ミュージカル「マリー・キュリー」(初演) | 2023/3/13 | 2023/4/23 | 舞台(ミュージカル) | 大劇場 | 銀河劇場→梅田芸術劇場 |
| 舞台女優期 | Operetta「Ms.YAMA-INU」 | 2024/1/12 | 2024/1/15 | 舞台(オペレッタ) | 小劇場 | CBGKシブゲキ!! |
| 舞台女優期 | 神津恭介『わが一高時代の犯罪』 | 2024/3/8 | 2024/3/31 | 舞台(ストレート) | 大劇場 | 大阪TTホール→サンシャイン劇場 |
| 舞台女優期 | 特捜9 final season 第3話 | 2025/4/23 | 2025/4/24 | 映像 | 小劇場 | 泉絵里奈役 |
能條愛未の現在地:卒業後の舞台女優としての全活動と最新出演情報
乃木坂46を卒業後、能條愛未さんは迷うことなく幼い頃からの夢であった女優業に専念します。ここでは、彼女が現在、舞台女優としてどのように活躍し、キャリアを積み重ねているのか、その現在地と全活動に迫ります。
乃木坂46卒業後初の舞台と本格的な女優業への転機
卒業を発表した能條さんは、その直後から本格的な舞台女優として活動をスタートさせました。
卒業後初の舞台は、2019年1月上演のレビューショー『GIRLS REVUE』です。この舞台では、元乃木坂46のメンバーとの共演を果たしつつ、一人で4つの異なる役を演じ分けるという、難易度の高い役割に挑戦しました。これは、アイドルとしての能條愛未から、舞台女優・能條愛未へと転換する強い決意を示すものでした。
2021年に現在の事務所「TWIN PLANET」に所属して以降、その活動はさらに本格化します。彼女の持つ歌唱力やダンススキル、そしてグループ時代から磨かれた度胸と対応力が、大作ミュージカルの出演につながっています。
代表作で辿る能條愛未の舞台女優としての経歴
能條愛未さんの舞台女優としての経歴は、非常に幅広く、多彩なジャンルに挑戦しているのが特徴です。
- ミュージカル『ポーの一族』(2021年): 漫画の神様・手塚治虫さんの大作が原作となったミュージカル・ゴシック作品に出演。高い歌唱力が求められるこの作品での経験は、彼女の代表作の一つとなりました。
- KERA CROSS第二弾『グッドバイ』(2020年): 有名な劇作家であるケラリーノ・サンドロヴィッチさんの脚本・演出作品に出演し、高い評価を受けました。
- ミュージカル『マリー・キュリー』(2023年): 主人公の妹役として出演し、力強い歌と演技で物語を支えました。
このように、大作から小劇場まで、様々な世界観を持つ作品に出演し、役柄ごとに印象を変える「変幻自在な表現力」が舞台女優としての能條愛未の大きな強みになっています。
映像作品の経歴:「特捜9」などドラマ・映画出演まとめ
能條愛未さんは、舞台女優が現在地の中心ですが、映像作品への出演も積極的に行っています。これは、彼女の全経歴の中でアイドル時代から続く活動であり、経歴に厚みを持たせています。
最新の出演作としては、2025年4月に放送されたドラマ『特捜9 final season』第3話への出演が挙げられます。この回では、複雑な事件の鍵を握る新婦・泉絵里奈役を演じました。また、乃木坂46在籍中に主演を務めた映画『死の実況中継 劇場版』など、アイドルと並行して映像作品にも挑戦してきた経験が、現在地の活動を支えています。
能條愛未の最新出演情報(2024年以降)
能條愛未さんの舞台女優としての挑戦は、2024年以降も続いています。読者の皆さまが知りたい現在地の最新出演情報をまとめました。
- ノサカラボ 神津恭介シリーズ『わが一高時代の犯罪』: 2024年3月に上演されたこの作品で、ヒロインの水町智恵子役をWキャストで務めました。ミステリー作品での繊細な演技が光る役柄です。
- Operetta『Ms.YAMA-INU』: 2024年1月に上演された、ダンスや歌をふんだんに取り入れた新しい表現方法の舞台です。
彼女は、ミュージカルだけでなく、朗読劇やオペレッタ(歌劇)など、様々な形式の作品に挑戦することで、役者としての表現の幅を広げ続けています。この絶え間ない努力こそが、能條愛未さんが舞台女優として常に進化している証拠なのです。
特技「タップダンス」が活きる!女優・能條愛未の強み
能條愛未さんが舞台女優として成功している理由の一つに、彼女の持つ特技があります。それが「タップダンス」と「高い歌唱力」です。
舞台の世界、特にミュージカルやレビュー作品では、演技力だけでなく、歌やダンスの身体能力が求められます。能條さんは、幼少期からの舞台経験で培ったタップダンスのスキルと、乃木坂46時代に「乃木團」のボーカルとして磨きをかけた歌唱力という、強力な武器を持っています。
これらの特技を活かし、激しいダンスシーンや、物語の感情を伝える歌唱シーンで、観客を惹きつける圧巻のパフォーマンスを披露しています。アイドル時代に培った華やかさと、長年の舞台経験に基づく確かな技術力が、能條愛未さんの現在地を確立する大きな要因となっているのです。
まとめ:能條愛未の挑戦は続く
この記事では、能條愛未さんの乃木坂41期生としての経歴から、現在の舞台女優としての全経歴と現在地を解説しました。
彼女の活動は、幼い頃からの夢を諦めず、アイドルとしての経験を力に変え、着実にキャリアを積み上げていく、まさに「努力が実を結ぶ」道のりと言えます。特に卒業後の舞台での活躍は目覚ましく、ミュージカル界において欠かせない存在となりつつあります。
これからも能條愛未さんが、舞台女優としてどのような新しい挑戦を見せてくれるのか、その活躍から目が離せません。