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大ノ里の経歴がヤバい!スピード出世の記録と学生時代からの「怪物」エピソードまとめ

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「令和の怪物」こと、大相撲の大ノ里(おおのさと)。
連日のニュースでその名を見ない日はないほどですが、あなたは彼の本当の凄さを知っていますか?

「強いのは知ってるけど、具体的に何がそんなに凄いの?」

もしそう聞かれたら、ただ「体が大きいから」と答えるだけではもったいない。実は、大ノ里の経歴を紐解くと、私たちが知る「相撲界の常識」が音を立てて崩れていくのが分かります。

目次

大ノ里の経歴は「昭和・平成の横綱」を超えるペース

結論から言いましょう。大ノ里の歩んでいるキャリアは、過去の偉大な横綱たち、例えば貴乃花や朝青龍、白鵬といったレジェンドたちと比較しても「異常な速さ」です。

通常、力士が関取(十両以上)になるまでには数年、大関になるにはさらに数年を要するのが当たり前。しかし、大ノ里はそのタイムスパンを「倍速再生」で見ているかのように駆け上がってきました。

「10年に一人の逸材」という言葉がありますが、彼の場合は記録を見る限り「相撲史に一人」のレベルかもしれません。では、その根拠となる具体的なプロフィールと数字を見ていきましょう。

大ノ里の経歴・プロフィール(Wiki風ではない詳細版)

まずは、彼の基本スペックを確認します。ただし、単なる数字の羅列ではありません。この数字の裏に「強さの秘密」が隠されているからです。

出身地・年齢・本名

  • 四股名:大の里 泰輝(おおのさと やすき)
  • 本名:中村 泰輝(なかむら だいき)
  • 生年月日:2000年(平成12年)6月7日
  • 出身地:石川県津幡町
  • 所属部屋:二所ノ関部屋

本名の「泰輝」のまま土俵に上がっていた時期もありましたが、現在は師匠(元横綱・稀勢の里)ゆかりの由緒ある四股名「大の里」を継承しています。

身長193cm・体重180kg超えの「体格推移」の凄まじさ

大ノ里の最大の武器は、そのフレーム(骨格)の大きさです。身長193cm、体重は約182kg(2024年時点)。

驚くべきは、この体格が「急ごしらえ」ではないという点でしょう。中学卒業時点ですでに190cm近くあり、新潟県の海洋高校、そして日本体育大学へと進む過程で、じっくりと筋肉と脂肪の鎧をまとってきました。

一般的な新弟子は、入門してからちゃんこを食べて必死に体を大きくします。しかし、大ノ里の場合は「完成されたF1マシンのボディ」で軽自動車レース(下位区分)に参戦したようなもの。これが、初期の連勝街道を支えた物理的な要因です。

結論の根拠①:史上最速?プロ入り後の「スピード出世」記録一覧

では、具体的にどれくらい大ノ里の経歴が速いのか。過去のスピード出世力士と比較してみましょう。

この表を見れば、彼がいかに「規格外」かが一目瞭然です。

記録項目大ノ里従来の記録保持者(参考)
初土俵から新入幕所要4場所遠藤、伯桜鵬ら(最速タイ)
幕内初優勝初土俵から7場所目尊富士(10場所 ※新入幕優勝の異例記録)
貴花田(後の貴乃花)など
三役昇進所要5場所昭和以降最速

従来の「スピード出世」と言えば、元大関の雅山や、人気力士の遠藤関などが有名でした。しかし、大ノ里はそれらの記録を次々と塗り替えています。「壁にぶつかる」という期間がほとんどないまま、番付という階段を2段飛ばし、3段飛ばしで駆け上がっているのです。

ちょんまげが結えないまま優勝・大関へ?

このスピード出世を象徴する、少し笑えてしまうエピソードがあります。それは「髪の毛が追いついていない」という事実です。

通常、関取になると「大銀杏(おおいちょう)」という立派な髷(まげ)を結います。これには髪の長さが40cm以上必要で、伸ばすのに2〜3年はかかります。

しかし、大ノ里はあまりにも出世が早すぎたため、幕内優勝争いをしている時でさえ、髪を後ろで束ねただけの「ざんばら髪」や、簡易的な「ちょんまげ」姿でした。「大関昇進の口上で大銀杏が結えないかもしれない」と本気で心配された力士など、前代未聞です。

結論の根拠②:日体大時代のアマチュアタイトル歴

プロ入り後の活躍は、決してフロック(まぐれ)ではありません。その根拠となるのが、日本体育大学時代の実績です。

  • 2021年・2022年:アマチュア横綱(全日本相撲選手権大会 優勝)
  • 学生タイトルの総数:なんと19冠

特筆すべきは「アマチュア横綱」を2連覇している点。これにより、プロ入り試験の際に「幕下10枚目格付出し」という、いきなり関取の一歩手前からスタートできる資格を得ました。

つまり、彼はプロ入りする前から「実力的にはすでに十両・幕内クラス」だったということ。それを証明するように、プロの洗礼を浴びることなく勝ち進んだのです。

【独自考察】大ノ里の「稼ぐ力」を試算してみた

さて、ここからは少し下世話ですが、プロとして重要な「稼ぐ力」について、独自の視点で計算してみたいと思います。これほどのスピード出世は、収入面にどのような影響を与えているのでしょうか。

プロ入り約1年半で推定〇〇万円?

大相撲の賞金や給料は公開されているデータに基づき推測が可能です。

【大ノ里の推定獲得賞金(ざっくり試算)】

(※プロ入りから大関昇進前後までの約1年半のイメージ)

計算式:
[幕内優勝賞金 1,000万円 × 回数] + [三賞(殊勲・敢闘・技能)各200万円 × 複数回] + [懸賞金] + [月々の給与]

細かい税金や部屋への納め分を除いても、彼が手にした金額は、入門わずか1年あまりで一般的なサラリーマンの生涯年収の何分の一かを稼ぎ出している計算になります。

特に「懸賞金」は勝てば勝つほど増えます。人気・実力を兼ね備えた彼の一番には、多くの企業が懸賞旗を出したがります。この「稼ぐスピード」もまた、歴代最速クラスと言って間違いありません。

師匠・二所ノ関親方(稀勢の里)の育成方針との相乗効果

この成功の裏には、師匠である二所ノ関親方(第72代横綱・稀勢の里)の存在が不可欠です。

現役時代、ガチンコ相撲で鳴らした稀勢の里は、弟子に対して「基礎」を徹底的に叩き込みました。目先の勝利よりも、長く活躍できる体づくりと心構え。大ノ里のインタビューの受け答えが、若手とは思えないほど落ち着いているのも、師匠の教育あってこそでしょう。

「師匠の果たせなかった夢を弟子が超高速で叶えていく」。そんなドラマも、大ノ里の経歴を語る上で欠かせないスパイスとなっています。

大ノ里の経歴まとめ:将来の横綱は確実か

ここまで、大ノ里の経歴について、スピード記録や独自のデータを交えて解説してきました。

  • 過去のレジェンドをも凌ぐスピード出世
  • 193cm/180kg超の完成されたフィジカル
  • 学生時代からの圧倒的な実績

これらの要素を組み合わせると、彼が「大関」で止まる器ではないことは明らかです。もちろん、怪我のリスクは常につきまといますが、順調にいけば「令和初の日本人横綱」として、長く相撲界を背負って立つ存在になるでしょう。

髷が大銀杏に変わる頃、彼がどの番付に座っているのか。歴史の証人になるのは、今、相撲を見ている私たちです。

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