「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」の大ヒットで、VTuberファン以外にもその名を知られるようになったしぐれうい。
16歳の女子高生という設定ながら、時折見せる落ち着きや、プロ顔負け(というか本職)の画力に、「しぐれういの中の人っていったい誰なの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
通常、VTuberには「前世(以前の活動名義)」が存在することが多いですが、彼女の場合は少し事情が異なります。
この記事では、公開されている一次情報や活動の歴史を徹底的に洗い出し、独自の計算式を用いて「しぐれういの中の人」の正体と、その実像に迫ります。
【結論】中の人はイラストレーター「しぐれうい」本人で確定
もったいぶらずに結論から申し上げます。
VTuberしぐれういの中の人は、プロのイラストレーターである「しぐれうい」本人で間違いありません。
「えっ、どういうこと?」と思われるかもしれませんが、彼女は「別の誰かがキャラクターを演じている」のではなく、「イラストレーター本人が、自分で描いたアバターをまとって喋っている」という、非常に珍しいタイプのVTuberなのです。
なぜそこまで言い切れるのか。ネット上の噂レベルではなく、確固たる根拠(一次情報)をもとに解説していきましょう。
証拠①:大空スバルの「ママ」としての公式クレジット

まず、最も強力な証拠となるのが、大手VTuber事務所「ホロライブ」による公式情報です。
ホロライブ2期生として活躍する大空スバル。彼女の生みの親(キャラクターデザイン担当)は、公式サイトやYouTubeの概要欄にはっきりとこう記されています。
キャラクターデザイン:しぐれうい
これは同姓同名の別人ではありません。大空スバル本人が配信の中で何度も「ういママ」と呼び、しぐれういの配信にゲスト出演して親子コラボを行っていることからも明らかです。
つまり、「有名VTuberのデザインを担当するプロの絵描き」が、ある日突然「自分も動いてみた」というのが、しぐれうい誕生の真実なのです。これは、企業のプレスリリースや公式サイトという「大本営」の情報に基づいた、動かぬ証拠と言えるでしょう。
証拠②:活動初期からの「声」と「経歴」の一致
次に注目したいのが、活動初期から現在に至るまでの「声」と「語られる内容」の一貫性です。
もし中の人が別人(声優など)だとしたら、イラストレーターとしての専門的な話をする際にボロが出るはずです。しかし、彼女の配信を見たことがある人なら分かる通り、以下の点が完全にリンクしています。
- お絵描き配信での技術解説:線を引く手つき、色の塗り方、レイヤー構成の解説は、プロそのもの。台本を読んでいるだけでは不可能な、ライブ感あふれる技術披露が行われています。
- スケジュールへの悲鳴:「締め切りがヤバい」「原稿が終わらない」といった悲痛な叫びは、商業イラストレーターとしてのリアルな出版スケジュールと合致しています。
実際、彼女は過去のインタビュー(KAI-YOUなど)でも、「イラストレーターとして活動する中で、自分の声を届ける手段としてVTuberを始めた」といった旨の発言をしています。「しぐれういの中の人」を探す行為は、「しぐれういという人間そのもの」を知ることに他ならないのです。
【独自検証】「中の人」の実年齢とキャリアを年表から計算
ここからは、「複数の事実を組み合わせた独自の計算」で、もう少し踏み込んだ実像に迫ってみましょう。
公称「16歳の女子高生」である彼女ですが、実際のところ、中の人は何歳くらいで、どれくらい働いているのでしょうか?
イラストレーター×VTuber活動年表
まずは、彼女の活動を「絵」と「配信」の2軸で整理した、独自の年表をご覧ください。
| 年 | イラストレーター活動(本業) | VTuber・配信活動(副業?) |
| 2018年 | ホロライブ「大空スバル」キャラデザ担当 | (まだデビュー前) |
| 2019年 | ライトノベル『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』挿絵 | 5月:YouTubeデビュー |
| 2020年 | 個展「雨天決行」開催 | 3Dモデルお披露目 |
| 2022年 | 初画集『雨に恋う』発売 | 1stアルバム『まだ雨はやまない』発売 |
| 2023年 | 複数の商業イラスト案件 | 「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」1億回再生突破 |
| 2024年 | アニメ関連の版権イラスト等 | パシフィコ横浜でのソロライブ開催 |
こうして見ると、本業をおろそかにするどころか、売れっ子絵師としてのキャリアを積み上げながら、トップVTuberへの道を駆け上がっていることが分かります。まさに超人です。
デビュー時期から計算する「推定年齢」は何歳?
では、このキャリアから「中の人」の実年齢を推測してみましょう。失礼を承知で、以下の計算式を立ててみました。
【推定年齢の算出式】
(大卒で活動開始したと仮定した年齢:22歳)+(プロ活動年数)= 現在の推定年齢
しぐれうい氏が商業誌などで名前を見かけるようになったのが2010年代半ば頃からと仮定します。美術大学に通っていたというエピソードも配信で語られているため、仮に2015年頃に大学を卒業して本格活動を始めたとすると……
- 2015年時点で22歳と仮定
- 2025年現在で、そこから+10年
計算すると、「30代前半(いわゆるアラサー世代)」という数字が導き出されます。
これは、配信内で彼女が時折見せる「平成初期のインターネット老人会」的な知識や、懐メロへの反応とも符合します。「16歳という設定」と「大人の余裕あるトーク」のギャップ。これこそが、多くのファン(通称:竹下)を沼に落とす最大の魅力なのかもしれません。
兼業は過酷?年間労働時間を試算してみた
さらに、彼女の多忙さを数字で可視化してみましょう。
- YouTube活動:動画投稿・配信(週2~3回と仮定+準備時間)= 年間約500時間
- イラスト業:画集、挿絵、個展準備(1日8時間×300日と仮定)= 年間約2400時間
- その他:アルバム収録、ダンスレッスン、イベント出演 = 年間約300時間
合計:年間約3200時間労働
一般的な会社員の年間労働時間が約2000時間と言われているので、単純計算で1.5倍以上。しかも、これはクリエイティブな作業であり、脳の疲労度は計り知れません。
「中の人」は、間違いなく日本トップクラスに働いているクリエイターの一人と言えるでしょう。
顔バレはしている?実写イベントの出演歴まとめ
「中の人」が本人だと分かると、次に気になるのが「実写の顔(顔バレ)」ですよね。
結論から言うと、しぐれうい本人は実写でイベントに出演していますが、完全な「顔出し」はしていません。
しかし、その存在を確認できる機会は過去に何度もありました。
- 自身の個展でのサイン会:ファンと直接対面してサインを行っています(マスク着用等の配慮あり)。
- リアルイベントへの登壇:「うい・おん・すてーじ」などのライブイベントでは、3Dモデルだけでなく、シルエットや演出として本人の気配を感じさせる演出がなされることも。
- 友人VTuberの実写企画:手元や後ろ姿のみ写る形で、料理企画などに参加することがあります。
これらの目撃情報や参加者のレポートを総合すると、「小柄で華奢」「雰囲気も声のイメージ通りのかわいらしい女性」「おしゃれ」という感想が圧倒的です。
ネットの海を探せば不鮮明な画像が出てくることもありますが、彼女自身が「イラストレーターしぐれうい」として顔よりも作品を見てほしいというスタンス(あるいはVTuberとしての世界観を守るため)であるため、公式に素顔をドアップで公開することは今後もないと考えられます。
しぐれうい(中の人)のまとめ:虚構と現実を行き来する稀有な存在
今回は、しぐれういの中の人について、一次情報と独自の計算をもとに検証しました。
- 中の人は、プロのイラストレーター「しぐれうい」本人。
- ホロライブ大空スバルの「ママ」としての実績が証明。
- 推定年齢はキャリアから計算すると30代前半の可能性が高いが、その経験値がトークの面白さに繋がっている。
- イラスト業とVTuber業を兼任する超ハードワークをこなしている。
AIに聞けば「イラストレーターです」と一言で返ってくるかもしれません。しかし、こうして年表や数字で深掘りすると、「絵を描く才能」と「人を楽しませる才能」の両方を持った人物が、たまたま同じ時代に生まれた奇跡が見えてきませんか?
「中の人」なんて野暮な言い方をする必要はないのかもしれません。彼女は、イラストレーターという現実と、16歳の女子高生という虚構を自由に行き来する、唯一無二のアーティストなのですから。